ファウンダー 兼 デザイナー|TING

ファウンダー 兼 デザイナー|HSIEH I TING

 

光に寄り添い、リズムに寄り添い、心の静寂に寄り添う。Tingは、自らの感受性を起点とするクリエイターであり、比率と構造を言語とするデザイナーです。細部から生命を構築し、光と影のなかに魂の輪郭を描き出します。その眼差しにおいて、「多すぎれば満ちあふれ、少なすぎれば軽すぎる」――すべてのラインと移ろいが絶妙な調和をなして初めて、感情は静かにその拠り所を見出すのです。

イタリア・フィレンツェで3年間ジュエリー工芸の研鑽を積み、技術と感性のあいだで独自の言語を磨き上げました。制作とは、世界との対話そのもの。静かなリズムから生み出される作品は、どれも一歩引いたところにある強さを秘めています。

線条と構造、光と物語、そして優しさと強さのあいだで、光に形を与え、金属のなかでゆっくりと形を成し、静かに咲き誇ります。

英国宝石学協会(Gem-A)のFGA資格、米国宝石学会(GIA)のグラジュエイト・ダイヤモンド・ディプロマ(G.D.)、そしてイタリア・トスカーナ州認定のジュエリーデザインおよび石留めの最高位資格を保持。これらの専門的な訓練により、芸術的な感性と科学的な知識を融合させ、素材を二つの視点から見つめることができます。宝石の光影や内包物に鋭く反応しながらも、その構造と内に秘められたリズムを深く理解しているのです。

「一方晴(イッポウハレ)」の誕生は、長年積み重ねてきたジュエリー芸術への探求の結晶であり、言葉にできない美しさへの静かな応答でもあります。作品は欧州やアジア各地で展示され、『Vogue』『L’Orafo』『Goldschmiede Zeitung』といった国際的なメディアからも高い評価を得てきました。

しかし、Tingにとって最も深い重みを持つのは、一つの作品が、ある一人の魂の上でゆっくりと輝き始める、その瞬間なのです。